水量の変化に素早く対応。
長期にわたり安定した性能を発揮します。
バルブの駆動は、すべて水流圧で自動的に行われ、他の動力は不要です。
主弁の流出口はV 形ポートになっており、緩衝的な開閉動作を行ないますので、ウォーターハンマー の発生を抑止します。
パイロット弁の調整ネジボルトを(圧力計を見ながら)左右回転することで(右回し高圧へ、左回 し低圧へ)任意に設定できます。
ピストン式コントロール弁形式を採用し、摺動部はO リング、弁室パッキンはテフロン材を使用し ていますので、従来のゴムダイヤフライ式と比較して、受圧部の摩耗、損傷度が低いので耐久性が 優れています。
主弁のピストン、シリンダーライナー、弁座等の材質は、ステンレス鋼を使用し、高精度の仕上げ によって、シール材の摩耗を防止し、円滑な作動を長期間事故なく行えるようになっていますので、 維持管理の経済性が高くなります。キャビテーション特性にも優れています。
通水中の主弁の開度が目視できますので、調整や送水量の判断に便利です。
使用水量が皆無になり、二次側水圧が設定圧より高くなるとピストンの面積差圧によって、弁が押 し下げられ、完全に止水します。
差圧式コントロールの形態を利用して各種の補機の配置によって、多目的の制御弁として使用でき ます。
本体、シリンダー部、及び各補機類が完全分離する構造になっていますので、万一の場合、現場分解、 取付作業も容易に行えす。